Wed, 15 Jun 2005
参入後のサイズの調整。
参入時のポジションサイジングについてはで述べた通りだが、参入後にもポジションサイズの調整が必要となる場面がある。 その場面とは、ピラミッディングの際とボラティリティが増大した際である。
まずは「ピラミッディング」から。 ピラミッディングの際のポジションサイジングも、ある点を除いては参入時のポジションサイジングと同じである。 その「ある点」というのは、参入時のポジションサイジングが資金の1%相当のリスクに基づいていたのに対し、ピラミッディングの際にはその割合を増やすということにある。 具体的には、一度目には1.5%、二度目には2%のリスクを負うことになる。ただし、三度目からは2%のままである。
StopBuyとStopSellの間隔(pip単位)に一取引単位における1pipの価値(預入金と同一通貨建て)を乗じてできた数で資金の1.5%(二度目からは2%)を除した時の商から参入時のポジションサイズ(二度目からは参入時のポジションサイズとそれまでに追加したサイズの合計。要するに現有ポジションサイズ)を減じてできた数が、ピラミッディングの際に追加するサイズである。
もしその数が負であるならば、その水準でその数だけポジションサイズを減らすことを意味する。 「一部利食い」といったところか。 ボラティリティが増大して二つの水準が拡がった時には、このようなことが起こり得る。 が、二度目までなら、ボラティリティの急増が無い限りは起こる可能性は低いだろう。
この方法では、二度目までは割合が増えるので、計算の過程でそれまでの保有サイズを減じても或る程度のサイズを追加することができる。 しかし三度目からは割合は増えないので、ボラティリティが減少して二つの水準の間隔が狭まらない限りはピラミッディングは不可能である。 不可能どころか、上で述べたように一部利食いの場面である。 逆に可能となった場合でも比較的少量である。
他にも候補はあったのだが、ピラミッディングを行いつつも評価益をも含めた残高の減少を低く抑えることを重視した結果、上述の方法が良かろうということになった。 が、この点については議論の余地があると思われる。
残るは「ボラティリティの増大」について。 でも述べたが、売買の基準となる二つの水準の決定にはボラティリティが影響している。 上でもチラリと触れたように、具体的には、ボラティリティが増大(減少)すると二つの水準の間隔は拡大(縮小)する。
問題となるのは、ボラティリティが増大するなかで、ポジションを保有したまま週末を迎えた場合である。 この場合、その週末に決定される反対売買のための水準とその週末時点でのプライスの間隔(pip単位)にその時点でのポジションサイズにおける1pipの価値(預入金と同一通貨建て)を乗じてできた数が、資金の2%を超えてしまうという事態が起こり得る。
評価益をも含めた残高の減少を低く抑えることを重視する立場としては、容認しがたい事態である。 というわけで、そういう事態になったときには、上述の数が資金の2%以下になるようにポジションサイズを小さくするのである。
以上が、私がいうところのポジションリサイジングである。
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